$$$ ONLINE STORE $$$

2010/11/04

@@@@HAKATA Blacksmith@@@@

渋い!渋すぎる!!!
10月末。
お世話になっている先輩の結婚パーティーに出席させていただいた際に、
友人と考えに考えた贈り物。
大庭鍛冶工場 製作
   博多包丁
以前テレビか何かでチラッと見たことあって気にはなっていたが、なかなか家で使う包丁にまで、
気が回るはずも無く・・・・。自分の工具で精一杯なもんで・・・・・汗。
って言い訳をするのが恥ずかしいくらいすばらしい包丁!
一本一本手作業で熱い鋼を叩き、鍛えられて包丁となっていく。
昔から変わらない伝統的な製法を受け継いで丹精込めて造る。
故に時間もかかり大量に作るのは難しく1日2,3本しか作れないとのこと。
「大事に使えば1年位は研がんでもしっかり切れるとよ、
切れんくなったら研げばしっかり切れるようになるよ。」
っと奥から持ってきて見せてくれたのは、20年位は使い込んだであろう博多包丁!
研いでは切を繰り返し包丁というよりナイフ!?!?
のように小さくなった包丁。
「見てみ~、年々ちいちょうなってぺティーナイフのごとなってから。これでももまだよう切れて、リンゴ剥いたりするのにちょうどよかとよ。」
「ここまで使ってもろうたら本当嬉かね~」
と満面の笑みで語ってくれました。
しかし、博多ではもう鍛冶屋と呼べるのはこの大庭さんしかいないという・・・・涙
伝統的な職人技を世に残すことわたやすくは無い。
最近まで若いお弟子さんが居たそうですが、地元に帰ってしまったそうで、
今も一人鋼と向かい合い、博多包丁や大相撲の鍬を生み出してている大庭さん。
「昔は田んぼもたくさん、あったけん農機具ばいろいろ造りよった。でももう農家ものうなって、
今は相撲の鍬とこん包丁位しか造りよらんとよ・・・・・。うちにおった若かとにも言いよったけど、
自分は鍬とか包丁しか造いきらんけど、若か人はもっと時代にあったもんば造っていかないかん。」
なんだか自分に言われているようで身が引き締まります。
帰り際に包丁を渡してくれたあの鍛えあげられた手は何より職人の証。
見送ってくれる大庭さんの顔は自分の子供を送り出すような温かさを感じました。
真のある者は強くそして優しい。
本当にいい出会いができました。
今度はMY 出刃包丁を買いに行く予定です!!!
さあ!皆さんも!
一本いかがですか??






1 件のコメント: